医者

進行しているなら抗うつ剤を試してみよう|症状が介抱する

薬には5つの種類がある

メンズ

種類によって特徴が異なる

抗うつ剤は大きく分けると、第1世代抗うつ剤から第5世代抗うつ剤の5種類に分けられます。第1世代は三環系やTCAとも呼ばれています。便秘や吐き気や口が渇く、眠気や倦怠感などの副作用が多いので、近年はあまり使われなくなりました。しかし作用が強いので、入院治療でしっかりと管理できる場合には使われることもあります。第2世代は抗うつ効果は第1世代よりはやや弱いのですが、効果が現れるのは第1世代よりも早いです。また、鎮静作用が強いことが特徴です。第3世代は、SSRIと呼ばれている種類です。抗うつ効果は第1世代よりもやや弱いですが、抗不安作用があるので、神経症性の障害にも適応となっています。副作用も、第1世代よりも少なくなっています。また、過量服用した場合の危険性が少ないことも特徴です。第3世代を服用する際は、飲み始めや薬を増量した際に不眠や焦燥や衝動性が現れる賦活性症候群や、急に薬を減らしたり止めたりした場合の離脱症候群に注意が必要です。第4世代は、SNRIと呼ばれる種類です。意欲に対する効果が期待できます。また、疼痛に対しても効果があります。第3世代のSSRIと同様に、賦活性症候群や離脱症候群に注意が必要です。加えて、血圧の上昇にも気をつける必要があります。第5世代は、NaSSAと呼ばれる種類です。強力な抗うつ効果を示し、鎮静作用も強いです。SSRIで見られるような副作用が少ないことが、特徴です。しかし、眠気や体重の増加が少々難点です。現在、外来で治療を行う場合の第一選択薬はSSRIやSNRIやNaSSAとなっています。抗うつ剤は、服用を開始するときは少しずつ増やしていく漸増法が、服用を中止するときは少しずつ減らしていく漸減法が基本です。時間がかかりますが、気長に根気強く指示された用法用量を守って服用することが非常に大切です。薬物療法以外には、心理教育や指示的精神療法、認知行動療法などがあります。心理教育は、患者さんと家族にうつ病を正しく理解してもらう教育です。現在のつらい症状がうつ病が原因であることや、治る病気であることをしっかりと認識して頂きたいです。支持的精神療法は、医師が患者さんの話に耳を傾けて複雑に絡まりあった問題を一緒に考え、心の中を整理していきます。認知行動療法は否定的な考え方や行動パターンを、肯定的な考え方や行動パターンになるように見直していく治療法です。コップにジュースがあと半分しか残っていないと考えるのを、あと半分も残っていると考えることができるように、という感じです。そしてご家族は、患者さんは頑張れない自分を責めてしまうということが多い、ということをしっかりと認識してください。「頑張れ」と励ますことは逆効果だということを理解してください。励まさずに、受け入れることが必要不可欠です。